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■ 計画経営の重要性
大手製造業を中心に、新興国による外需拡大の恩恵等により景気が回復してきている と経済新聞では報じられていますが、中小零細規模では相変わらずの厳しい状況が続いている企業が大半であるのが実情ではないかと思います。
中には黒字経営化の達成が必達目標である企業も数多くあります。この目標を達成できなければ金融機関による新規融資に支障をきたすケースもあり、企業としてはまさしく死活問題です。
そのために、目標を定め⇒実現するための計画を立て⇒実績と比較検討し⇒次の行動に反映させる といった計画経営を行うことは非常に重要です。
ところで、我々は自分の体について健康診断で問題が見つかった場合、気になるのは過去のことでしょうか?
「あのときの不摂生がいけなかったな・・・」などとは思うでしょうけど、気になるのは今後のことではないでしょうか。例えば血糖値が高いと診断され、Drに「このままいったら糖尿病になりますよ」と言われたら、適正血糖値(目標)を設定し、改善のための食生活を見直し(行動)、定期的な検査を行い(予実対比)、結果から今後の行動を見直す というサイクルを考えると思います。この病気を「企業の問題点」と置き換え、経営に当てはめれば「計画経営」となる訳です。
よく、計画経営の重要性の議論には「先のことなどわからないから、計画立てても無駄だよ」という意見を耳にします。しかしこのように病気に例えたら、計画経営をした場合としなかった場合でどちらが永く健康でいられるか、明白であろうと思います。
先日、関与先の社長様にお越しいただき、黒字化を達成するための経営計画立案を御支援させていただきました。今後どのように支出を削減し、どのように営業努力をしたら利益が計上できるのか をシミュレーションを通して何度も何度も見直した結果、「よし、これで行こう」という経営計画、言うならばロードマップが完成しました。利益計上に向け、抜本的な人件費対応や徹底した無駄の削減などを計画にくまなく織り込んでいて、ボリュームも某大なので「計画通りの行動ができているかな?」と半信半疑でその後お客様にうかがいましたが、着実に行動に移されていました。「計画通りに行動して、必ず結果を出す」という強い気持が伝わって来まして、現場でも計画経営の重要性を強く実感しております。
私は税理士ですから、税務会計が本業です。これを疎かにする気持はありません。しかし、お客様に本当に役に立つ会計人というのは「済んだ過去のことを整理して申告する」ことよりも「これからどうあるべきか」に主眼を置く会計人であると考えております。今後もお客様の計画経営をサポートして参りたいと思っております。


