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■ 謹賀新年
今年もよろしくお願いいたします。
経営を取り巻く環境は混迷の度を極めていますが、昨年末から今年にかけてお客様の会議等に参加をするなかで、「将来を踏まえて”今”何をすべきか」という将来への危機感が欠乏している傾向が強いと感じています。
経営者の中には、「サラリーマンは毎月決まった日に給料をもらうことができ、それも基本的には遅配されない。意思決定も人頼り。業務に関してもよほどのことが無い限り破産するような最終責任は負わなくてよい立場だ。さらに労働法規によって立場を保護されている。その立場にずっと甘んじていると根性が腐ってくる。これをサラリーマン根性と言うんだ。我社にはそういう意識の社員が多くて困っている」と社員を嘆く方もいます。確かにその通りと思うところはありますが、これは従業員の意識だけの問題でなく、経営者と双方の問題であると思います。
そのためには経営者も従業員と一緒になって、我社と我社を取り巻く環境が将来どうなっていくのか、そのために我々はどうあるべきか、真剣に議論する必要があります。その議論を通して、いわば”将来危機シミュレーション”を行い、各人に課せられた使命や課題を明確にすることが必要だと思います。
例えば、今頼っている上司が退職し、その後任になったらどうなるか?と将来危機を仮定をしたときに、自分に足りない知識や経験、ネットワークや人脈等々が具体的に浮かび上がると思います。それに優先順位をつけて日々取り組むことで徐々にレベルアップしていきます。
私も勤務時代、「もしこの会計事務所の税理士部門の責任者をやれと言われたら…」 というシミュレーションをしました。責任者となれば様々な事例を体験をし、ノウハウを蓄積しなければ責任を全うできません。税理士は無限責任ですから、大きなリスクを背負うことになります。そのために必要な事例を自ら求め、体験させていただきました。結果として今は開業税理士をしていますが、その体験が無ければ開業には至らなかったでしょう。今になって思えば、「もし何年後に開業税理士になるならば…」とシミュレーションしていたら開業にかんするノウハウも求めて取り組んでいたと思います(欲張りすぎ!?)
経営者は勿論のこと、従業員という立場も今後は極めて厳しい環境になると思います。日頃から向上心をもって取り組まないと将来はありません。我々の世代は70歳にならなければ年金をもらえない世代です。しかも生活に必要な費用をカバーできるような潤沢な年金額ではないでしょう。そうなれば今のうちから自分を向上させ、何歳になっても社会に不可欠な存在になることがとても重要であると感じるのです。
以上、新年にあたって思っている事柄でした。


